Virtual technology

【Hyper-V】ホストOSからCentOS7のデスクトップにファイルをコピペする方法(クリップボード共有)

article_94_eye_catch

 

当該記事では、Hyper-Vで構築したCentOS7環境にxrdp経由でアクセスすることで、ホストOSであるWindows環境からCentOS環境へファイルをコピペする方法をご紹介致します。

「続:Hyper-VでCentOS7環境を作る」でHyper-Vで構築したCentOS7環境にxrdpを使ってアクセスすることでファイル共有できるようにする方法をご紹介致しましたが、xrdp 0.9.11では不具合の為接続できませんでした。

2020年4月19日現在ではxrdpのバージョンは0.9.13となっており、hvsockを利用したアクセスに関する不具合は解消しております。

上記の記事で記載した設定はxrdp 0.9.10での設定方法になりますので、そのまま残し、新しい設定方法は本記事でご紹介致します。

続:Hyper-VでCentOS7環境を作る

article_24_eye_catch

 

前回の記事の続きです。

CentOS7の仮想マシンをHyper-Vで構築すると、ファイル共有ができない、解像度が小さいといった問題が発生します。非常に使い勝手が悪いのでどうにかしようと思ったところ、xrdpを利用すれば解決するというのが前回までのご紹介内容でした。

今回の記事では実際に仮想マシンの構築からxrdpの導入、そして仮想マシンへの接続をxrdp経由で行えるように仮想マシン接続の設定をリモートデスクトップ接続に変更するところまでご紹介致します。

Hyper-VでCentOS7環境を作る

article_17_eye_catch

 

仮想環境を初めて触ったのは2006年くらいでしょうか。

職場の開発環境においてVMWarePlayerをLinuxにインストールしてWindowsXPの仮想環境を構築して使っていました。

当時はLinux環境で開発作業を行い、ちょっとした資料作成にVM環境を利用していました。

仮想環境が便利なのは用途にあわせて複数環境を構築したり、破棄したり、複製したり、物理的なPCが1台でも環境を複数作ることができるところでしょうか。

直近においては自分自身のPC上に開発環境を構築するにあたり、できるだけパフォーマンスの良い環境を構築するため、ホスト型の仮想環境ではなく、ハイパーバイザ型の環境を構築しようと思い、Hyper-vで開発環境を構築しました。ゲストOSはCentOS7です。

今まではVMWarePlayerやVirtualBoxなどのホスト型仮想環境を利用していたのですが、今回初めてハイパーバイザ型の仮想環境を利用しました。基本的にはHyper-vも同じように利用できるだろうと考えていたのですが、なかなか思ったようにはいきませんでした。